富山の若き演奏家たちによる
室内楽コンサートシリーズ
「クラシックの雫2023」
主催:音楽企画ムジーククライス19
レクサス富山
第2回 『L’Orfeo(オルフェオ)~いにしえの音楽寓話~』
第2回『L’Orfeo(オルフェオ)~いにしえの音楽寓話~』
2023年10月22日(日)◆開場13:30、開演14:00 ◆終演16:00予定
プロデュース アンサンブル30(代表・安岡厚子)
「妻エウリディーチェを返してほしければ、現世に帰るまで決して振り返ってはいけない」一。
上演される最古のオペラと言われる「オルフェオ」。
現代ほど言動が自由ではなかった17世紀初め、人々はオペラの中で神話の神々の姿を借りることで様々な思いを託してきました。深い意味を持つ言葉たちを、古楽器がこの世のものとは思えないほど美しい響きで彩ります。
雫・初の「古楽」にスポットを当てる公演です!!
C・モンテヴェルディ(没後380年):オペラ「オルフェオ」より
演出・台本・監修:牧野正人
演出助手:室田勝
美術・衣装・照明:広田郁世
古楽器アンサンブル:アンサンブル30
合唱:ヴォーカルアンサンブル30
出演者プロフィール
■アンサンブル30(代表・安岡厚子)
古楽器(復元されたもの)を用いて16-18世紀の音楽を演奏する古楽アンサンブルユニット。
2004年結成。フラウトトラヴェルソ・リコーダー/丸杉俊彦、バロック・ヴァイオリン鈴木崇洋、ヴィオラ・ダ・ガンバ/折口未桜、チェンバロ・オルガン/安网厚子。
プログラムに応じてメンバーはゆるく変化する。企画主催の”梨ばろっこ”コンサートではオールテレマンプログラムの「情熱のテレマン」シリーズのほか、
J.S.バッハ「ミサ曲口短調」、ブクステフーデ「我らがイエスの四肢」、パーセル・オペラ「ダイドーとエネアス」、ビーパー「ロザリオ・ソナタ」など上演。
■庄司慧士(しょうじけいし/テノール)オルフェオ
富山市出身、在住。小、中学校は相撲に没頭し、中学校の合唱コンクールで声楽に興味を持つ。 富山県立呉羽高等学校音楽コースにて本格的に声楽の地強を始める。 富山県青少年音楽コンクール育少年音楽大賞。全日本学生音楽コンクール大阪大会第1位、大阪国除音楽コンクール第2位、日本クラシック音楽コンクール第3位。 富山県新人演奏会北日本新聞音楽奨励賞、富山県知事賞。 東京芸術大学卒業時にアカンサス音楽賞・同声会賞・佐々木成子賞受賞。黒崎降憲、吉田浩之の面氏に師事。■森下泉(もりしたいずみ/ソプラノ)エウリディーチ
富山市出身、石川県在住。富山県立具羽高校音楽コースを経て、愛知県立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。 同大学院音楽研究科博士前期課程修了。イタリア・ミラノに留学し、研鑽を積む。 オペラでは『コジ・ファン・トウッテ』デスビーナ『サンドリヨン』 ノエミ、『ダイドーとエネアス』べリンダ等を演じ好評を得る。 また、モーツァルト『レクイエム』、ヘンデル『メサイア』等のソプラノ ・ソロを務める。 現在、北陸を中心に演奏活動、個人・合唱指導も積極的に行っている。 声楽を京谷みな子、黒崎隆憲、二神二郎、川島幸子、島崎智子、田口道子、Tiziana Fabbricini、田島茂代、フランス歌曲を太田朋子に師事。■安田裕美 (やすだひろみ/ソプラノ)ラ・ムジカ
魚津市出身、富山市在住。爱知県立芸術大学音楽学部声楽科卒業後、同大学大学院音楽研究科声楽領域修了。 魚津市新川文化ホール、名古屋市SMBCホールにてソロリサイタルを開催。 これまでに声楽を田中憲子、林安喜子、神田詩朗、森川栄子、加藤與志子の各氏に師事。 現在、女声合唱団「虹の会」、混声合唱団「あるも」ボイストレーナー。 学校法人富山音楽院声楽講師。富山県オペラ協会芸術会員。富山県声楽家協会会員。とやま音楽文化協会会員。■浜田智美(はまだともみ/ソプラノ)メッセンジャー・ニンファ
富山市出身、在住。洗足学園音楽大学声楽科卒業。富山県声楽家協会特別公演オペレッタ「こうもり」イーダ、 同協会特別公演オペラ「魔笛」パパゲーナ、梨ばろっこ2019バロックオペラ「ダイド一とエネアス」ジェローナ等、多数のオペラ公演に参加。 また幼稚園や保育所、学校、福祉施設などのアウトリーチ事業によるコンサートや各種イベント、ブライダル等、アンサンブル活動のみならずソロとしての活動も多岐にわたる。 富山県声楽家協会会員。■新田壮人(にったまさと/カウンター・テナー)スペランツァ・パストーレⅡ
埼玉県出身、在住。国立音楽大学大学院修了。ミラノ市立クラウディオ・アッバード音楽院・キジャーナ音楽院で研鑽を積みディプロマを取得。 第28回ザンドナイ国際コンクール第2位。第4回ベッラーノ国際コンクール第3位。他多数入賞。 イタリア・ヴェルディホールで行われたミラノ音楽祭にてソリストとして出演しヴェルディ交響楽団La Verdiと共演。 アントニオ・べッローニ劇場にてカウンターテナーでは初のソロリサイタルを行い好評を博す。■酒井雄一(さかいゆういち/バリトン)アッポロ・パストーレⅠ
富山市出身、オランダ在住。吳羽高校音楽コース、東京藝術大学を経てハーグ王立音楽院古楽声楽科を卒業。 声楽を黒崎隆憲、貴堂義晴、永田直美、リタ・ダムス、ヘニー・ディーマーの各氏に、古楽演奏法を木村聡子、ジル・フェルドマン、ペーター・コーイの各氏に師事。 これまでにバロックから古典派を中心に数多くのオペラ、オラトリオなどにてソリストを務め、オランダを中心に 様々なプロダクションと共演しいずれも高い評価を得ている。 ハーグ在住。富山県オペラ協会、二期会会員。
■牧野正人(まきのまさと/バリトン)カロンテ・語り
静岡県出身、東京都在住。藤原歌劇団を代表するバリトン歌手として活躍。 「トスカ」「ボエーム」「マクベス」等に出演。新国立劇場では「アイーダ」「セビリアの理髪師」「蝶々夫人」「リゴレット」「ナブッコ」等出演を重ねている。 「イタリア初期バロック時代の歌唱法について」等の研究論文を発表し、バロック時代の演奏と研究は高い評価を受けている。 セミナーや講習会に講師として参加、バロック時代の歌唱法を基にした発声法や演奏表現を後進に伝えている。 ジローオペラ賞受賞。洗足学園音楽大学、明和音楽大学客員教授。藤原歌劇団団員。(公財)日本オペラ振興会評議員。